銃殺の家とは岐阜県可児郡御嵩町にある幽霊屋敷で「じゅうさつのいえ」と読みます。銃殺の家では男性の幽霊・女性の幽霊・老婆の幽霊が目撃されているため心霊スポットと呼ばれています。
なんとも物騒な名前の心霊スポットだがその名に劣らない恐ろしい逸話が残る場所だ。
1994年に自宅駐車場にてこの家の主人が銃で撃たれて死亡しているのが発見された。主人は首の後ろを撃たれ前頭部には銃弾が残っている事が確認されている。
第一発見者は妻、妻からの連絡で駆け付けた兄が救急車を呼んだが主人は既に息絶えていた。
警察は妻や兄の証言を元に、そして凶器となった拳銃が現場から見つからなかった事から殺人事件として捜査を開始した。
しかし事件は思わぬ進展を迎える事となる。
事件当時の証言には食い違いがあり不審に思った警察は被害者近辺を隈なく洗い出したところ、主人は多大な借金をしている事が分かった。
さらに殺害現場となった駐車場を検証しその結果、主人は借金苦による自殺だと断定された。
そして凶器となった拳銃は妻とその兄が隠し持っていたのだった。
主人が生命保険に加入してまだ数か月しか過ぎていなかったため、一年以内の自殺では保険金は支払われない。
なんとか保険金を受け取りたい妻と兄は凶器を隠し他殺に見せかけようとしたのだ。
自殺にまで追い詰められた悔いとそれを利用しようとした者への怨念が今もこの場所に眠っている。
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