メキシコの観光地として有名な人形の島、メキシコ語ではLa Isla de la Munecas
人形の島と聞くと神秘的な島を想像するかもしれませんが実際はボロボロに朽ち果てた人形達がひたすら木に縛り付けられています
その光景は不気味を通り越して恐怖すら感じます
運河でおぼれて命を落とした少女の慰めるためにDon Julian Santanaという方が50年の月日をかけてこの人形の島を造りました
ゴミ収集所から人形を拾ったり島で取れる果物や野菜を人形と交換してもらって古い人形だけを集めたそうです
そしてそれ以外はこの島で孤立した生活を送っていたといいます
また興味本位で島に近付く者があまり好ましく思っていなく追い払おうとしていたと言われています
そこまでして作り上げた人形の島、その執念たるや、なにがそこまで彼を動かしていたのか・・・
溺れた少女とはどんな関係があるのだろうか
そして2001年にはその少女と同じくDon Julian Santana自身も同じ運河で溺死体として発見された
追記 2013/09/21
ジュリアン・サンタナという人物は触れるだけで病気を治癒する不思議な力を持った人物だったそうです。
しかし決して住民からは歓迎されておらず迫害によりこの島へ追いやられました。
少女が溺れているのを発見したジュリアンは急いで助けようとしましたが、少女はあっというまに沈んでしまいます。
そして死体もあがりませんでした。
何日かがすぎた頃、ジュリアンは溺死したはずの少女が川からあがってくる姿を目撃しました。
その日からジュリアンは人形を集め孤島だったこの島を人形の島へと変えていったのです
ブードゥー教には魔よけの儀式として人形を祭るといった方法があります。
ジュリアンは先住民であるソチミルカ族の呪いを打ち消すために人形を吊るしていたといいます。
集めた人形の数は1000体にものぼるそうです。