2011年9月17日夕方、JR北陸線虎姫-長浜間で新快速電車が非常ブレーキをかけて停車した。
運転士が「線路内に人影を見た」ためだが、現場に人はいなかった。
電車にも線路にも異変は見つからず、関係者は、首をひねっている。
JR西日本によると、17日午後4時27分ごろ、近江塩津発播州赤穂行き新快速が虎姫駅を発車して姉川を渡り、時速約100キロ で長浜へ向けて走行中「人影」を発見し、長沢踏切を過ぎたあたりで停車した。
運転士は、「線路左側に男性らしい人が立っていた。非常ブレーキをかけたが間に合わず、電車の左前角付近にぶつかり、ドンという音がした」と申告。
長浜署が車体や線路などを調べたが、へこみや血痕などぶつかったような跡はなかった。
JRと長浜署、消防は18日朝、改めて一帯を調べ直したが、異変の痕跡はなかった。
長浜署は、痕跡がない以上、調べようがないといい、JRは「何が起きたのか 分からない。珍しい事態だ」と不思議がっていた。
追記
虎姫ー長浜間は線路に侵入して、列車にはねられる事が多い。
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