猪目洞窟とは島根県出雲市にあるお化けトンネルで「いのめどうくつ」と読みます。猪目洞窟では正体不明の幽霊・女性の幽霊・少年の幽霊が目撃されているため心霊スポットと呼ばれています。
猪目洞窟(いのめどうくつ)。この洞窟は黄泉の国(あの世)の入口であり、この洞窟を夢で見た人は必ず死ぬという伝説が残る。
昭和23年(1948)、この辺りを漁船の船着き場とするために堆積物を取り除いた際、たまたまこの洞窟が発見されたのだという。
洞窟を発掘した所、弥生時代から古墳時代の人骨や交易に使われていた装飾品などが発掘され、国の指定史跡、県の指定文化財に登録された。
しかしこの洞窟については、奈良時代に編纂された『出雲国風土記』に記載されており、再発見という言い方が正しいのかもしれない。そして『出雲国風土記』はこの洞窟について恐ろしい言い伝えを残している。「夢にこの磯の窟の辺りに至る者は必ず死ぬ。故、俗人、古より今に至るまで、黄泉の坂、黄泉の穴と号くるなり」
睡眠中に夢を見るのが怖くなってしまいそうな話だが、前提条件としてこの洞窟の存在を知らなければ夢に洞窟が出て来ることもないので、それほど怖がることもないのかもしれない。
ただ最近は動画サイトがありパソコン、スマホなどでどこでも臨場感のある動画が楽しめ、現地に行ったような気分になれる。なので動画サイトなどで猪目洞窟の映像を見た後、洞窟の夢を見る可能性もある。
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