鴻之舞鉱山跡とは北海道紋別市にある心霊廃墟で「こうのまいこうざんあと」と読みます。鴻之舞鉱山跡では男性の幽霊・女性の幽霊・老爺の幽霊が目撃されているため心霊スポットと呼ばれています。
紋別市鴻之舞(こうのまい)にある鉱山跡。
その歴史は砂金が発見された明治30年頃に始まる。1917年に住友金属鉱山が経営権を取得し、以後1973年の閉山まで操業を続けた。昭和11年(1936)には、金の産出量は2トンを超え全国1位になり、最盛期には13,000人ほど人口があったそうだ。しかし鉱山が閉山した現在、町は完全に廃墟と化している。
操業当時に鉱山作業で死亡した人は相当な数に上ると言われ、現在鉱山跡地には慰霊碑が建てられている。特に戦時中には大勢の鉱夫が徴兵されてしまい、代わりに朝鮮半島から連れて来られた労働者が補充されることとなった。過酷な労働と経験不足から事故が多発したのは想像に難くなく、かなりの数の朝鮮人労働者も殉職したと思われる。
このような歴史的背景から、亡くなった労働者の霊が未だに鉱山周辺にさまよっているという噂がある。実際に深夜に肝試しに訪れる人も多く、その中には謎のうめき声を聞いた人もいるそうだ。また白い人影を見てから急に左肩が重くなり、その症状が鴻之舞を出るまで続くという体験をした人もいるという。
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