雲仙ニューグランドホテルとは長崎県雲仙市にある心霊廃墟で「うんぜんにゅーぐらんどほてる」と読みます。雲仙ニューグランドホテルでは女性の幽霊が目撃されているため心霊スポットと呼ばれています。
1968年に旅館松本屋の経営者である松本甚十郎が建てた雲仙ニューグランドホテル。2000年頃に廃業し廃墟となっていた。崩落の危険から現在は解体されている。
心霊の噂はまだ解体される前の話。肝試しに訪れた若者がホテル内を探索していたときのこと。最上階まで上り、通ってきた道順で一階まで戻ることにした。
すると最上階へと進んでいるときは各部屋のドアは全て開いていることを確認していたはずなのに、一階へ戻るときはいくるかのドアが閉まっていた。
雲仙ニューグランドホテルはだいぶ荒らされていて窓ガラスもほとんど割られていた。おそらく風で閉まったのかもしれない。そう思いながらも気持ち急いで出口を目指していると今度が若者の一人がボソっとつぶやいた。
「みんな絶対に後ろを振り向くな。静かに戻るぞ」
小声だけど近くにいる人ならかろうじて聞き取れるような声。なかばパニックになりながらもなんとか車まで戻ることができた。
さっきのはなんだったんだと聞くと「コツコツって足音が聞こえたんだ。それで振り返ったら赤いハイヒールを履いた足が見えた。そして赤いスカートを履いていた。だけど腰から上には何もなかった。」と答えた。
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