愛媛県大洲市長浜町出海にある小さい山(家族は[こんぴら山]と呼んでいました。)があります。夏場の暑い日、家族と飼い犬で虫取りに行こうと、その山へ遊びに出掛けました。家と家の間にある通路を通っていくと、山に登る道があります。登り途中に井戸があり、お墓やお地蔵さんがずらりと並んでいます。(冗談かは分かりませんが、家族曰く土葬された方々の墓だそうです。)そして頂上に着くと小さな祠があります。(家族曰く、その小さな祠は水子の祠らしいです。)その回りを家族と遊んでいる内に蝉がやかましく鳴いていたのに、急に鳴り止み、涼しいというか異様な雰囲気を感じて、後ろを振り向くと麦わら帽子を被ったスーツ姿のお爺さんが立っていました。家族で挨拶しても反応がなく、しばらくするとそのお爺さんは茂みの中へ入っていきました。家族で気になり後をついていくと、そこは崖でした。家族とも(あのお爺さんは何だったのか...。)と疑問に思いながら祠に帰ってくると、リードを繋いでいた飼い犬がなんと高い木に引っ掛かり、首吊り状態でした。飼い犬は放しても大人しいので、家族の誰もリードを木に繋げたりしてはいません。怖くなり急いで家族と家へ帰りました。それ以来、あの山へは近づいたり、登ったりしなくなりました。
もし、興味がある方は探索してみてください。
・幽霊が近くにいるか分かる
事件や事故のニュース