怖い話や都市伝説が好きな人なら一度は聞いたことがあるであろう大塚団地、廃墟となった大塚団地は心霊スポットとして有名で近隣住民からも気味悪がられていた。
その理由の一つに集団失踪がある。廃墟化した住宅内には荷物や洗濯物がそのまま放置されていた。部屋の壁にはアイドルのポスター、机の上には作りかけのパズル、そして食卓には食事の準備中だったと思われる食器が並べられていた。
その異常な光景からただの引っ越しではなく、神隠しにあったのではないかと噂されていた。
誰もいなくなったはずの大塚団地に1人だけ住人がいた。服部さんと呼ばれる人物で大塚団地を訪れる探索者に日本刀で襲いかかっていた。肝試しに訪れた大学生が切り付けられたという話もある。
その恐ろしい行動から服部さんは大塚団地に潜む悪霊だったのではないかともいわれている。
その後、大塚団地は取り壊されて何もなくなってしまった。服部さんの目撃情報も途絶えてしまった。…