川辺堀之内城の南側の垂直に切り立った断崖の中腹に建っていた稲荷を国道20号バイパス工事の為、20m西側の整地された盛土に移動するにあたり、鳥居の設置場所がなかなか決まりませんでした。鳥居を稲荷殿の前に置くと階段を上った狭い通路の真ん中に置くことになり、通行の邪魔になります。又手前の階段に設置するにしても土台が不安定で倒壊の危険がありますし、その下の駐車スペースに置きますと、車が止めにくいどころか、稲荷に用事の無い方まで鳥居をくぐらなければなりません。又、鳥居の下部の高さは1m40cmしかない為、常に頭をぶつける危険があります。そして明日はいよいよ稲荷を移動する日という夜、夢の中に白い生き物が現れ、階段から外れた駐車スペースの一角を指さし『ここに置きなさい。』と言うと、その白い生き物はスート消えて行きました。翌日稲荷の移動設置を取り仕切る親方に昨夜の夢の話しをしたところ、親方は『神のお告げ』と言って鳥居を白い生き物に言われた階段から外れた駐車スペースの一角に設置して頂きました。階段から外れた駐車スペースの一角ですと稲荷にお参りされる方だけ鳥居をくぐり、稲荷に用事の無い方は直接階段を利用する事が出来ます。移動した稲荷殿の中には稲荷神のお使いとして狐の石像が2匹、陶器の白狐が9匹祀られており、夢に現れた白い生き物は白狐でだったのではないかと思われます。嘘のようで本当にあった話です。2018年6月
心霊スポット:川辺堀之内城跡