チョマトーは幽霊が出る心霊スポットとしても知られています。チョマトーで一体何があったのか、どんな心霊現象や事件が起きているのか。
北海道にあるチョマトーで実際に体験した怖い話を紹介します。
第1話「危険な沼」
アイヌ語で危害を受けることを「チ・ホマ」、沼と「トウ」と言います。この二つの言葉を掛け合わせた沼が北海道帯広市にある「チョマトー」です。チョマトーではアイヌ人同士の争いで多くの兵士が戦死したと言われています。工事中には人骨が出てきたとか、漢字で「血妖魔沼」と表記するなど物騒な噂の多い場所です。
私がチョマトーを訪れたときはちょうど工事が終わったばっかりだったようです。なんでも大きく曲がっている道路をまっすぐにするための工事だとかで沼は埋め立てられて小さくなっていました。
工事直後ということで周囲は綺麗でとても噂のような怪しい場所とは思えませんでした。しかしチョマトーからの帰り道、汚れた水の匂いがしていたのを覚えています。排水溝の汚水の匂いではなくなんというかドブのような匂いです。その日から奇妙な現象が起きるようになりました。
テーブルの上に置いてあったコップが倒れていたり、ハサミが身に覚えのない場所に移動していたり。最初は気のせいかと思いましたが不思議な現象は次第にエスカレートしていきます。夜中にベランダで物音が聞こえることもありました。今も空き部屋になっているはずなの上の階から足音が聞こえます。
もしかしたらチョマトーからなにか良からぬ物を連れて帰ってきてしまったのかもしれません。とりあえず明日は神社に行って相談してみようと思います。奇妙な噂のある場所には近づかないほうがいいということを教えられました。
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帯広市内に住んでいます。この場所は何度も沼を埋め新しい道路をつける計画が持ち上げられ、その度に計画した者や、工事関係者、労働者が不慮の事故や病気などで何度も断念されました。
その度にチョマトーの呪いがあるのでは?と噂が立ちました。
そこで計画関係者は大規模な慰霊をし、道路の着工を行いました。
最初の計画から十数年たち、今ではようやく道路が完成しました。
名無し
引用:チョマトー - 全国心霊マップ