旅行で飯盛山に行ったときの話です。
飯盛山から見える夜景が綺麗と聞いたので夜遅くに見に行きました。
たしかに夜景は凄くてまさに絶景でした。
ただずっと誰かに見られているような視線を感じていたんです。
私は霊感とかなくてオカルトもあまり信じていません。
それなのに違和感というか異様な空気に恐怖を感じてしまいました。
気配はだんだん増えて何十人、いえ何百人の足音がどこからか聞こえてきました。
実際に音が鳴っているというよりは頭の中に響いてくる感じです。
さらに遠くのほうからお経を唱える男性の声も聞こえてきました。
そして突然お線香の匂いがしました。
直感で危険だと察知して急いで車に戻りました。
一息ついて飯盛山のほうを見ると顔に血がついた女性が立っていました。
そしてこちらを見ながら手の甲で拍手をしていました。
私は怖くなりすぐに車を走らせましたが、その帰りに事故にあい気を失いました。
幸い大怪我にはならなかったものの車は廃車になりました。
今でもたまにお経のような声が頭に響いてきます。
心霊スポット:飯盛山