• 【怖い話】消えた店主

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  • 都市伝説の詳細

  • 私はある中古レコード店で
    バイトをして辞めた者だ。

    この中古レコード界隈は
    売れるジャンルや
    アーティストの波が激しく
    需要と供給のバランスが
    必要になってくる界隈である。

    しかし、近年は
    普通にレコードが好き、
    音楽が好きとかは減り、
    オークションサイトや
    フリマサイトで
    転売する者の方が多く
    買っては売り、
    また売ってから買うという
    循環型の人が増えた。

    時代だろうが、
    本当に欲しい人が
    買えないのは残念だと
    自分は思ってます。

    さて、前置きが
    長くなりましたが、
    以前、バイトで勤めていた
    レコード店の店主は
    自分から見ても
    どうも変わっていたというか
    お客さんに対して
    冷たい視線を
    いつも送ってました。

    そんなある日、
    一人の女性のお客さんが
    お店にフラっと現れました。

    そのお客さんは
    どことなく
    テレビに出ている感じの人。
    でも、そんなに派手な洋服を
    着たりとか化粧とかはしてないので、
    普通のお客さんという感じでした。

    そのお客さんは手にレコードを
    持って現れたのですが、
    「すみません。このレコードは
    おいくらになりますか?。買い取っていただけますか?。」
    と優しい微笑みを
    浮かべながら
    店主に見せてきました。

    横で見ていた僕は
    レコードを見るやいなや

    「え?。このレコード見た事がない。それに...文字が読めない。」と思った。

    しかし、
    その女性のお客さんが
    持ってきたほかのレコードを
    見たら、
    普通の歌手のレコードとかで、文字の読めないレコード以外は安い値段だけど
    査定がつきそうな
    レコードだった。

    しかし、
    相変わらず店主は
    口が悪くて
    「んー。このレコードはなぁ。
    全部、ゼロ円。お前さん。
    クラシックを聞いた方が
    似合うよ。」と褒めてるのか
    どうかわからない様な
    内容の理由を話した後で
    女性はひとこと、
    こう言った。

    「こんなわたしですみません。わたしが悪いんですね。良かった。すっきりしました。ではまた。」 と

    持ってきたレコードを袋にしまい去っていきました。
    しかし帰り際、
    店主は気づいてませんでしたが、
    何か涙を浮かべていた様です。

    自分はせっかく買取りに出して来てくれた女性のお客さんが
    お店から帰ったあと、
    店主に問いました。

    「あのレコードを買い取らなくてよかったのですか?。せめて数百円は査定額に反映させた方が良かったのではないかと自分は思うのですが。」

    すると、店主は
    機嫌を悪くしたのか
    「あんなくだらないレコードを持ってくるのはこちらも困るんだよなぁ。まったく。
    しかも、一枚だけ文字が読めない、汚いレコードがあったよな。あれがなければ、全部、買い取ってたよ。」

    店主は不満そうに言いつつ、
    ほかの業務をやり出した。

    自分は
    あれだけの言葉を聞いて
    それから色々と考えて
    しまった。

    それから、2週間後、
    いつもの様に朝、バイトで
    中古レコード店へ行った。

    しかし、
    何故か店は空いたまま
    誰もいない。

    「ああ、ちょっと用事で出かけたのだな」と自分は思った。

    しかし、
    5時間、8時間待っても
    帰って来ない。
    だいたいの業務の管理は
    任されていて、
    お客さんとのやり取りは
    スムーズに行ったものの、
    店主がいないため、
    判断に困っていた。

    特に買取りなんかだと
    査定に関する知識や
    それらの資格に関しては
    店主が持っていたため、
    バイトの自分は
    どうしても買取り業務が
    できなかった。

    中古レコードを
    購入してくれる
    お客さんとのやり取りに
    関しては
    スムーズだったけど、
    買取りに関しては
    とりあえず保留という事で
    後日、お客様宛に
    電話をする事になった。

    それから営業が終わる
    閉店時間になり、
    店主が現れない事を
    不審に思ったので、
    最寄りの交番に相談、
    すぐに警察が動いてくれた。

    店主の自宅も警察官と
    一緒に見に行ったが、
    誰もおらず、
    独身であった事もあり、
    親族や身内すらいない。

    それから、ずっと探したが
    消息がつかめず
    とうとう店主が消えた。

    あれから、お店は閉店、
    買取りを保留していた
    お客さんに事情を説明して、
    お詫びして回った。

    そんな中で一人だけ、
    最近の中古レコード界隈の
    状況をよく知る人物がいて、
    事情を説明したあと、
    こんな問いをかけられた、

    「あのさぁ...最近、暑くないかい?。」

    「はい...?そうですね。」

    一瞬なんの事やらと思ったが、

    「いやぁ...あのさ。
    あちらこちらの
    中古レコード店に電話して、
    在庫がないか聞いてから、
    注意喚起をしてるんだけど...
    そこに文字が判読できない古いレコード。
    買取り依頼が来てなかったかい?。」

    「えっ?。何で知ってるんですか?。うちにも来ましたけど。」

    「はぁ...やっぱり。
    あの店主の事だからねぇ...。
    中古レコード界隈では
    有名な店主なんだよね。
    それで、今度、自分が注意喚起しようと思ってた所なんだよね。」

    「ええ!。何かやばいレコードなんですか?。」

    「その文字の判読できないレコードはね。
    1900年頃に海外にいる
    雑貨商が売っていたレコードで、
    色々と悪い噂の絶えない、
    いわくつきのレコード盤なんだ。
    そのレコードを
    手に入れた者は
    早く亡くなるか、
    見つかった場所で
    天災が起きるらしい。

    あの有名な日本のクラシック音楽の作家も知っていて、
    そのいわくつきの
    レコードの話が入った直後に、天災が起きたんだって。

    それで、
    亡くなった理由に関して言えば歴史的な出来事の関係で資料がほとんど残ってないとかで。

    とにかく、
    いわくつきでよくないレコード盤だから、買取依頼が来たら、
    上手に断る様にと、
    中古レコード店に
    お願いして回ってたんだ。」

    「そういう事だったんですね。」

    「ただ、君が無事でよかった。君はまだ若いから次の仕事はすぐ見つかると思う。しばらくは中古レコード界隈には近づかない方がいいよ。」

    「はい...」

    なぐさめてくれたのか、
    あえて前向きに
    言ってくれたのか
    分からないが、
    この人の言う通り、
    もう二度、中古レコード界隈には近づかないと決めた自分だった。








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