須花トンネルは幽霊が出る心霊スポットとしても知られています。須花トンネルで一体何があったのか、どんな心霊現象や事件が起きているのか。
栃木県にある須花トンネルで実際に体験した怖い話を紹介します。
第1話「30年前のことですが」
実家が群馬県で、須花トンネルのあたりは車で少し走れば行ける場所ですが、平成元年頃だったか、友人と土曜日の深夜によくドライブに出かけていて、よく行ったのが須花トンネルでした。いつも、足利側にある昭和トンネル手前の駐車スペースにいったん車を停め、立ち話をしていました。その頃の私は明治トンネル、大正トンネルの存在を知らず(友人は知っていたようでしたが、話題にあがることがありませんでした)、心霊スポットだとはまったく知らず、ただ、周りに建物がなくて、田舎に旅行に来たような気分になれる、いい場所だなとしか思っていませんでした。
ある時、私と友人2人と友人の奥さんの4人で、2台の車で出かけました。私は自分の車で、助手席に1人の友人を乗せていましたが、何も感じませんでした。もう1台の車は別の友人と奥さんでした。いつものように昭和トンネル手前に車を停め、私と2人の友人は車を降り、タバコを吸って立ち話をしていましたが、奥さんだけは助手席に座ったままでいました。この時、友人から、麓で一時停止した時に奥さんが「寒い・・・」と言っていて、「エアコンを強くしようか?」と言うと(冬でした)、「そういう寒さじゃない・・・」と言っていたことを聞きました。奥さんは少し霊感があり、ときどきそういうことを言っていて、あまり気にしていなかったのですが、急に奥さんが車から降り、目を閉じたまま、トンネルの中に向かってゆっくり歩き始めました。友人が「何か見えてるみたいだから、早くこの場から去ったほうがいい」と言い、友人が奥さんに「おい、帰るぞ!」と言うと、奥さんは振り返り、「ちょっとだけ待って」と言いました。1~2分待って奥さんも車に乗り、山を下りました。街なかに出て、コンビニに寄った時、奥さんには車の急ブレーキの音が何度も繰り返して聞こえてきていたということでした。もちろん、その時にトンネル内、トンネル付近で事故はなく、私達以外に通った車はありませんでした。ちょっとだけ待つようにと言ったのは、友人の車のボンネットに座っている人がいたからのようでした。奥さんは「悪い霊じゃなさそうだし、ついてきてはいないから」と言っていました。私には何も見えなかったし、何も聞こえなかったので、「そうだったの?」と思っただけでしたが。
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明治トンネル向かってる時、右側の森から威圧感感じたよ。
大正トンネルは雰囲気あったけどその時は何も無かった。
だけど、帰りがやばかった。車で走ってたら突然頭から女の声が聞こえる。「どうして、こんなはずじゃなかった」って何度も絶叫する感じに。あまりに強くて俺の口からもこの言葉叫びそうになったし、本気で乗っ取られるかと思った。
真夏なのに震え止まらなし、鳥肌立つし。一緒にいた友達を怖がらせたくないから心の中で何度も謝ったら、声が聞こえなくなってすっと楽になったよ。5分〜10分くらいだったかなー。その間本気で恐怖を感じた。
自分自身はたまに見る体質なんで霊はいるなーと思ってたけど、この時はさすがにやばいと感じました。興味本位で行く場所じゃないよ。
名無し
引用:須花トンネル - 全国心霊マップ