まだれいなの墓とは長崎県島原市にある墓地・慰霊碑の心霊スポットで「まだれいなのはか」と読みます。まだれいなの墓では女性の幽霊が目撃されているため心霊スポットと呼ばれています。
禁教期に入る1614年以前に作られたと思われるキリシタン墓標。「まだれいな」とはポルトガル語のMadalenaのことで、女性のクリスチャンネーム。ちなみにスペイン語ではMagdalena(マグダレーナ)、英語ではMagdalene(マグダレン、マグダリン)になる。地域、言語によって呼び名は異なるが、いずれも聖書に出て来るマグダラのマリアのことである。
心霊スポットとされているが、禁教期以前の墓なので、弾圧によって亡くなったとか、恨みを抱いて亡くなったとか、特にそのような話はないらしい。それどころか彼女の洗礼前の本名、生前どんな人物であったかは全く不明。
ただ、江戸幕府によってキリシタンの墓はほとんど破壊されたため、現在きれいな状態で残っているのは稀で、そのため彼女の怨念が相当強かったのではないかと一部で噂されている(墓を取り壊そうとすると祟られる?)。そんなことから、この墓が心霊スポットと言われるようになったらしい。
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